三田製麺所、外国籍スタッフが“特定技能2号”に一発合格

三田製麺所を運営するエムピーキッチンHDの外国籍社員2名が、外食業の「特定技能2号」認定試験に一発合格。該当資格は優秀な技能・語学力を持つ外国人が長期的に飲食業界で活躍できる制度で、今後の人材確保のあり方に影響を与えそうです。
🔎 Omise Designコメント:
国籍や言語を越えて働く現場には、視覚的にわかりやすい動線設計が求められます。「説明しなくても理解できる」ことがキーになる時代です。
▶︎ 出典:PR TIMES
セブン-イレブン、「旨辛グルメフェア」21品を一斉展開

セブン-イレブンが真夏のプロモーションとして、「旨辛グルメフェア」第1弾を開催。南インドカレーやスンドゥブ、坦々麺など21品をラインナップし、季節ニーズに合わせた強化施策を展開。第2弾は8月後半を予定。
🔎 Omise Designコメント:
飲食店舗でも季節フェアの演出空間は重要。香辛料・色彩・照明などを駆使した“辛さ体験”の視覚化が来店動機につながります。
▶︎ 出典:exciteニュース
戸田建設、高層複合施設に4飲食業態を一挙出店

戸田建設が東京の新築複合ビルにてイタリアン・寿司・中華・鉄板焼きの4業態を同時展開。一棟内で異なる客層・単価帯に応じたゾーニングが施され、ハード設計とソフト戦略の融合が見られる注目事例。
🔎 Omise Designコメント:
複数業態の空間共存では、導線と“気配”の分離が要。香り・音・照度のコントロールを設計で意識したい構成です。
▶︎ 出典:Infomart FOODS CHANNEL
鎌倉に300㎡・120席の大型イタリアン「ソフィア・ローレン」開業

不動産会社ランドビジネスが手がける大型レストラン「ソフィア・ローレン」が鎌倉に開業。300㎡・120席・客単価3500円で、観光地における“空間ブランディング×不動産資産活用”の実例として注目を集めています。
🔎 Omise Designコメント:
大箱レストランでは「何のために広いか」をデザインに織り込むのが大切。空間に物語を込める設計がブランディングに繋がります。
▶︎ 出典:HOTERES ONLINE
アジアのベストバー50、日本から6軒が選出

アジアのバーランキング「Asia’s 50 Best Bars 2025」が発表され、日本からはBar Benfiddichなど6店舗が選出。香港のBar Leoneが1位に輝き、日本のバー文化の国際的評価が高まっています。
🔎 Omise Designコメント:
バー空間は“照明と造作”の勝負。引き算の設計で生まれる余白と緊張感が、顧客体験の質を決定づけます。
▶︎ 出典:FOODIST MEDIA
「ブラックパール」レストラン評価で東京30軒が受賞

中国のグルメ評価「黑珍珠餐厅指南(ブラックパール)」で、東京の30軒のレストランが受賞。LATUREなどが1ダイヤモンドを獲得し、インバウンドにおける高級店の魅力発信としても注目されています。
🔎 Omise Designコメント:
国際評価を得る店舗は、空間と料理、サービスが一体となった設計が基本。素材の魅せ方や演出が“体験価値”を大きく左右します。
▶︎ 出典:PR TIMES STORY
厨房の熱中症対策が義務化、飲食店も対応急務

2025年6月より、厨房環境での熱中症対策が義務化。空調や休憩設備の導入が法的に求められ、従業員保護を重視する時代が加速しています。違反時には罰則も科される可能性があります。
🔎 Omise Designコメント:
厨房設計においても“休める場所”の存在が求められる時代。排熱・換気だけでなく、労務環境としての視点を設計に取り込む必要があります。
▶︎ 出典:The Letter(飲食業界レター)
食品・飲料の値上げ品目、前年比5倍に

2025年7月の食品・飲料値上げ品目は前年同月比で5倍の2105品目に。原材料や物流費の高騰が続き、飲食業界でもメニュー改定や価格表示の見直しが進んでいます。
🔎 Omise Designコメント:
価格変更が頻発する今、サインやメニュー表は“変更前提”で設計を。アナログ+デジタルのハイブリッド表示が今後の主流になるでしょう。
▶︎ 出典:グローアップサポート
九州・山口でコーヒー文化が進化、地域の食と融合

九州・山口エリアでは、地域色の強いコーヒースタンドやロースターが注目されており、地域の食文化との融合が進行中。ローカル×個性の組み合わせが新しい価値を生んでいます。
🔎 Omise Designコメント:
ローカル文脈を活かした空間は“記憶に残る”。素材・家具・光の使い方などに土地の物語を組み込むことで、強い共感を呼ぶ空間になります。
▶︎ 出典:Walkerplus
ららぽーと安城、レシート提示で地域店舗に特典付与

ららぽーと安城では、施設内レシート提示で近隣飲食店の特典が受けられるキャンペーンを実施中。施設と地域店舗の連携による相互送客モデルとして注目されています。
🔎 Omise Designコメント:
大型商業施設との連携では、“共用導線”と“視認性”が肝。施設との動線連携や外部からの入りやすさも、設計戦略の一部に組み込みたいポイントです。
▶︎ 出典:中部経済新聞
今週の設計者視点まとめ
外食業界は「制度面の変化」と「体験の高度化」が同時に進んでいるフェーズにあります。
その中で設計に求められるのは「だれが使って、どう感じるか」を論理的に近づけること。
動線、視線、照明、内装材などのレイアウトを、協力する人々や客のライフストーリーに合わせて戦略的に設計するちから。
「美しさ」よりも「意図が通る」「効率がいい」「意志の記憶に残る」といった解像の作り方が、次世代の設計者には問われています。